【MLB】大谷翔平でもベッツでもフリーマンでもない ドジャースの命運を握る“Xファクター”は……抑えの苦労人か 米メディア指摘 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平でもベッツでもフリーマンでもない ドジャースの命運を握る“Xファクター”は……抑えの苦労人か 米メディア指摘

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【MLB】大谷翔平でもベッツでもフリーマンでもない ドジャースの命運を握る“Xファクター”は……抑えの苦労人か 米メディア指摘
  • 【MLB】大谷翔平でもベッツでもフリーマンでもない ドジャースの命運を握る“Xファクター”は……抑えの苦労人か 米メディア指摘

米スポーツメディア『CLUTCH POINTS』は7日(日本時間8日)、「ドジャースの2024年のXファクターは誰か。それは大谷翔平でもムーキー・ベッツでもフレディ・フリーマンでもない」と題して、記事を公開した。Xファクターを日本語にすると「決め手」「成功に必要な才能」といったニュアンスだが、果たしてMVPトリオを差し置いて指名された選手とは――。

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■守護神フィリップスがキーマン

大谷翔平投手、ムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手らスター選手が揃うなか、『CLUTCH POINTS』が指名したドジャースのXファクターは、守護神エバン・フィリップス投手だった。

昨季ドジャースの先発投手陣の防御率は4.57で全体20位という体たらく。それでもレギュラーシーズン100勝を達成できたのは、チームOPS.795(全体2位)やチーム得点906(全体2位)を叩き出した強力打線と防御率3.42(全体3位)を記録したリリーフ陣のおかげ。

つまり、試合展開としては先発が崩れても打線の力で逆転し、救援陣がリードを保って逃げ切るという流れだった。そして、その“勝利の方程式”においてクローザーとして貢献したのがフィリップスだった。

同メディアはフィリップスをXファクターに指名した理由について「1つの事実としてドジャースは試合終盤に突入した時、リードしていることが多い。勝利を手繰り寄せるには、そのリードを最後まで守る一貫した方法を見つけることが大切であり、必然的にクローザーに頼ることになる」とし、守護神の重要性を挙げた。

■昨季は自己最多の24セーブをマーク

2015年のドラフトでブレーブスに指名されたフィリップスは、その後メジャーとマイナーを行ったり来たり。芽が出ず、キャリアの終焉もちらつく中、21年8月にドジャースに加わると才能が一気に開花。翌22年には7勝3敗19ホールド、2セーブ、防御率1.14をマーク。そして、昨季は自己最多の24セーブをあげ、すっかり守護神として定着した。

同メディアは今季のフィリップスについて「真のスターとして頭角を現すチャンス。チーム内にいるスター選手の多さを考えれば、まだ見過ごされるかもしれない。しかし、ファンは間違いなく彼の貢献度に注目するだろう」とし、絶対的なクローザーとしてスターの仲間入りを果たす可能性が高いと主張した。

フィリップスは先日の「ファンフェスタ」に参加した際、「今はまだ(首脳陣と)具体的なことについては何も話していない」と明かし、今季の役割が中継ぎか抑えか決まっていないと説明した。その上で「常に重要な局面で貢献したいと思っている。もしも首脳陣が僕に(クローザー以外の)違うアイディアを持ちかけてきたら? それはもちろん受け入れるよ。でも、現時点ではチームのために試合を締めたいと思っている」と話し、本格的なクローザーとして2年目を迎えることを望んだ。

スター選手が集う中、これまで脚光を浴びることが少なかった苦労人がチームを救うのか。今季のドジャースは“脇役”のプレーにも注目だ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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