大谷翔平投手、山本由伸投手が加入したドジャースの春季キャンプは、9日（日本時間10日）から米アリゾナ州グレンデールで始まる。初日へ向けて注目が集まる中、7日（同8日）に米地元紙『オレンジ・カウンティー・レジスター』が「春季キャンププレビュー：5つの重要な質問」と題して、記事を公開。キャンプ中に答えを見出したいポイントを並べた。
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■キャンプ地ではすでにマシン打撃もこなす
『オレンジ・カウンティー・レジスター』が取り上げた質問は5つあり、そのうち大谷関連は2つ。1つは「オオタニはいつ打席に立つ準備が整うのか」というもの。昨年9月に右肘手術を行った大谷は今季DHに専念することが決まっているが、同紙は「問題はその手術がドジャースのDHとして開幕を迎えるオオタニの能力にどれほどの影響を与えるかである」と記し、右肘手術の影響が本当に打撃面に及ぶことはないのか、見守る必要があると説いた。
大谷は3日（同4日）に行われたファン感謝イベント「ドジャーフェスタ」に参加した際、3月20日の開幕戦に向けて「スケジュール通りに来ている。順調にいけば間に合うと思う」とコメント。打撃に関しても「もうティーとトスバッティングは100％ぐらいの感じで振っている」と話し、自信を見せていた。
さらに5日（同６日）には一足早くキャンプ地入りし、マシン打撃もこなした。不安はなさそうだが、今後取り組むライブBP（実戦形式の打撃練習）やオープン戦などを経て、それでも右肘に問題が出なければ、安心して開幕に臨めるはず。
同紙が指摘したように、リハビリメニューを消化しながら昨季のような打撃を披露できるか、確かにキャンプにおける重要な見所となりそうだ。
■MVP3人の配置は「ハイクラスな問題」
同紙が挙げた大谷関連のもう1つの質問は「上位打線をどうするか」。1番ムーキー・ベッツ内野手、2番フレディ・フリーマン内野手、3番大谷というラインナップか、ベッツ、大谷、フリーマンという並びか、キャンプ中に目途をつけることになる。同紙によると、デーブ・ロバーツ監督はMVP選手たちをどのように配置するかというテーマを「ハイクラスな問題」と呼んでおり、キャンプ中に3人と話し合う意向を示しているという。
先日の「ドジャーフェスタ」ではファンの歓声によって、ベッツ、フリーマン、大谷という打順が支持されたが、本当にそれで臨むのかどうか。当然ながら正式決定はキャンプの様子を見てということになりそうだ。
残りの3つの質問は「（ケガで昨季全休した）ギャビン・ラックス内野手が遊撃のレギュラーを務めることができるか」「（トミー・ジョン手術明けの）ウォーカー・ビューラー投手の先発ローテーション入りはあるのか」「ブルペンの改善は進んでいるか」というもの。いずれもキャンプ中に答えを見つけたいもので、チームが期待薄と判断した場合、次の手はどう打つのか、それもキャンプにおける注目ポイントとなりそうだ。
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文●SPREAD編集部
