
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が現地8日(日本時間9日)のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で特大の本塁打を放った。本塁打王争いでトップに1本差と迫る17号は飛距離約143メートル。メジャー4年目で自己最長のアーチとなり、現地の主要メディアも驚愕の声をあげている。
【動画】「ボールを破壊した」「ロケット弾」 大谷翔平が放った自己最長143.3メートルの今季17号ホームラン
■「完全粉砕。ボールを破壊した」
飛距離470フィート(約143.3メートル)、打球速度111.7マイル(約179.8キロ)、角度31度を記録した大谷のアーチに続々と驚きの声があがった。
「完全粉砕。ボールを破壊した。『飛距離470フィート(約143メートル)』というのはタイプミスではない」(MLB公式サイト)
「なんてすごいんだ! ショウヘイ」(MLB公式Twitter)
「ショウヘイによる470フィートのロケット弾」(ESPNスポーツセンターTwitter)
「ショウヘイ・オオタニは世界が望んでいた球界の超人となった」(SB Nation Twitter)
飛距離143メートルは、今季ここまでメジャーで5番目の数字。エンゼルスに限れば、トラウトが2019年5月に放った473フィート(約144メートル)の本塁打以降では球団最長弾となった。
■指揮官はあ然「見たことない飛距離」
大谷自身は試合後、「いいホームランで、いいスタートが切れて良かった」と言葉少なだったようだが、エンゼルスのマドン監督は「この球場であそこまで飛んだ打球は今まで見たことはない」と興奮気味に振り返った。
大谷の本塁打を皮切りに、チームは5本のアーチをかけて8-1と快勝。指揮官は「いい事がたくさんあった。先制点が欲しいなかでそれができた」と上機嫌だった。
一方、前日は大谷に対して3四球と勝負を避けたロイヤルズだったが、まともに勝負に出たとたん苦渋を飲まされてしまった。結局は四球攻めが得策と認識したかもしれない。
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文・SPREAD編集部