優勝パレードには3万人のファンが栃木県庁前から宇都宮市役所までのシンボルロード約1kmに集まった。栃木ブレックスのトーマス・ウィスマン・ヘッドコーチ、田臥勇太キャプテンらがクルマで移動しながら歓声に応えた。
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市内のオリオンスクエアで行われた優勝報告会では各種表彰の他、川崎ブレイブサンダースを85-79で下したチャンピオンシップ決勝を映像で振り返った。
田臥キャプテンは、「クォーターファイナルからセミファイナル、ファイナルとあれだけの一体感の中でプレーしたことはなかったです。それだけチーム一丸となって、皆さんと一緒に戦えたからこそ、優勝をつかみ取ることができたと思います。そして今日、皆さんから『ありがとう、ありがとう』とたくさん言われますが、僕らが本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。ワンシーズンありがとうございました」と感謝の言葉をファンに伝える。
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ウィスマン・ヘッドコーチも「2010年に1回目の優勝をしたときに、日本代表ヘッドコーチを引き受けることが決まり、チームを一度離れました。そのときに必ずまた戻ってくる、もう一度皆さんと一緒に優勝しようと約束をしました。それを叶えることができたのはチームとスタッフ、皆さんの力があったからだと思います」と英語で話したあと、日本語で「一緒に優勝3回しましょう!」と宣言。会場は大いに盛り上がった。
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また、栃木ブレックス創設時から10年間に渡りアリーナMCを務めてきたラジオパーソナリティのDJ Keiさんの送別セレモニーがサプライズで行われた。今シーズン限りでの勇退となるが「ブレックスの試合の実況がやりたいです!」とDJ Keiさんは今後に意気込みを見せた。
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2016-17シーズンは「Bリーグ初代王者という目標に向けて一人ひとりが“最大限”までできることをやり抜く」をコンセプトに、チームスローガンとして「TO THE MAX」(トゥー・ザ・マックス)を掲げた栃木ブレックス。選手、チームスタッフ、そして応援するファンたちの気持ちがひとつとなり、最高の栄誉を手にいれた。