栃木県庁前の出発式で福田富一県知事が、「県民みんなでお祝いをしたいと思います。心技体、いずれも兼ね備えたチーム。そこにトーマス・ウィスマン・ヘッドコーチの采配、毎試合会場を埋め尽くすファンの皆さまが一体となってつかんだ勝利。栃木県の誇りです。おめでとうございます」と述べると栃木ブレックスメンバーに大きな拍手が送られた。
優勝トロフィーを持ったウィスマン・ヘッドコーチの乗るクルマと選手たちを乗せたトラックは11時に県庁前をスタート。宇都宮市役所までをつなぐシンボルロード約1kmを30分かけて移動しながら、集まったファンたちの祝福の声を浴びた。田臥勇太キャプテンらは「優勝おめでとう！」「ありがとう！」と次々とかけられる歓声に手を振って応えた。
沿道には1時間以上前からファンたちが集い、コース沿いのビルの窓から眺める姿も多く見られた。3万人のファンの中には、栃木から遠く離れた九州から駆けつけた男性もいた。「宇都宮に住んでいましたが、仕事で4月から福岡に単身赴任で住んでいます。毎月帰省していますが、今日のパレードに間に合うように帰ってきました。シンボルロードのパレード、こんなにたくさんの人が集まるとは思いませんでした。連覇に向けて頑張って欲しいし、自分達も頑張ろう！と思いました」と声を弾ませた。
優勝パレード後には市内のオリオンスクエアで優勝報告会が開催。各種表彰やシーズンの振り返りが実施された。
