4月10日にブログで引退表明をしたフィギュアスケートの浅田真央選手が都内で会見を行った。
会見のやりとりは以下。
Q:21年間の競技人生で、一番印象に残っていたり、大切にしている言葉はありますか。
A:そうですね…。この決断をしてから、たくさんの人が、暖かい言葉を、メッセージを送ってくださった。晴れやかな気持ちです。ですから、「感謝」という気持ちは忘れずに進んでいきたいなと思っています。
Q:フィギィアスケート業界にどういった貢献ができたと思いますか。
A:私が小さい頃、伊藤みどり選手をはじめとした、たくさんの素晴らしいスケーターがいらっしゃいました。それから「私もこうなりたい」と目指してやってきました。
それからジュニア、シニアに上がって、強くて魅力ある選手が集まって、それぞれがいい刺激を与えあって、応援してくださるメディアの方々、ファンの方々がいてフィギィアスケートもたくさん注目されるスポーツになったと思います。これからのスケーターも、皆で高め合いながら、刺激し合いながら頑張って欲しいです。
Q:「選手生活にはたくさんの山があった」とおっしゃられていましたが、ソチ五輪ではショートプログラムでの失敗のあと、素晴らしいフリーの演技をされました。どのようなきっかけで立ち直ることができたのでしょうか。
A:ショートが終わってから、もう「日本に帰れない」というような辛い思いをしました。フリーの演技がある朝を迎えても、気持ちは切り替わっていなかった。「このままで大丈夫なのかな」と思いましたが、メイクをして、アップをしてリングの外に出たときには会場の雰囲気がすごくて、「これはもうやるしかないな」と思いました。競技が終わった瞬間、「あぁ、終わった」と思えたし、それと同時によかったという気持ちがこみ上げてきました。
《編集部》
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