4月10日にブログで引退表明をしたフィギュアスケートの浅田真央選手が都内で会見を行った。
浅田真央選手は冒頭「私、浅田真央は選手生活を終える決断をいたしました。長い選手生活だったのですけれど、いろいろな山がありました。でもそのたくさんの山を乗り越えられたのも支えてくださった方々やたくさんのファンの方々の応援があったからだと思っています。今日は感謝の気持ちをお伝えできればと思いこのような場を設けさせていただきました」と話した。
以下は質疑応答のやりとり
Q：どんな心境でしょうか。
A：この場に入ってきて、たくさんの方々がいてびっくりしました。いまは落ち着いてきました。
Q：いろいろな方から引退について連絡を受けたのでは。
A：発表してからはたくさんの方から連絡をいただきました。みなさん「お疲れ様」と言葉をかけてくださいました。私自身もこれで「選手生活が終わるんだな」という気持ちになりました。
Q：引退のきっかけはありましたか。
A：休養をいただいていて、そこから復帰はいい形でスタートできました。練習、試合をするにつれて、今のスケート界はすごい（レベルが高い）ので、私自身もついていけるのかな、という思いが強くなったり、気持ちだったり、体の部分で前よりも辛いことの方が多くなりました。
なんとか1シーズンは乗り切れたのですけれども、2シーズン目からはなんとかなんとか頑張ろうという思いだけでやってきました。でも最後の全日本選手権で「あぁ、もういいんじゃないかな」と思いました。
やはり自分が復帰してから、平昌オリンピックに出るという目標がありましたが、言ってしまった目標をやり遂げなければいけないと思っていたので、五輪に出ると言ってしまったこととの葛藤はずっとありました。
Q：引退を考えたのは時期的にはいつ頃ですか。
A：全日本が終わって結果が出た時に「終わったんだな」と。ただ、言ってしまった事は最後までやり遂げなければいけないんじゃないかなという気持ちの方が強くて、ここまで伸びてしまいました。
Q：ソチオリンピックが終わってからは。
A：ソチは最高の形で終えることができました。自分の体もまだまだできますし、自分の気持ちとしてもまだまだやれるという思いがあったので復帰しましたが、その後、挑戦してみて、体、気持ち、気力も出し切ったので、悔いはないです。
《編集部》
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