ファーストレグは敵地で0-4の完敗。セカンドレグで4点差を引っくり返した前例はなく、バルセロナの敗退は濃厚と見られていた。だが前半3分にルイス・スアレスが頭で押し込み先制すると、同40分にはオウンゴールで追加点。
バルセロナの勢いは後半さらに加速する。後半5分にネイマールが倒され獲得したPKをリオネル・メッシが成功させ3-0。対するパリSGも同17分にエディソン・カバーニが貴重なアウェーゴールを奪う。
それでもバルセロナは同43分にネイマールがFKを直接決めて4-1。3分後にはスアレスが倒されて得たPKをネイマールが成功させる。そして後半アディショナルタイム、ネイマールから出た浮き球のパスにセルジ・ロベルトが身体を投げ出して飛び込み6点目。
前日会見で「我々から4点奪えるチームがあるなら、我々が6点奪うことも可能だ」と話していた、バルセロナのルイス・エンリケ監督。崖っぷちで見事な有言実行。試合後には「サッカーというのはユニークでクレイジーなスポーツだ。我々を信じてくれていたすべてのバルサファンに、私はこの勝利を捧げたい」とコメントしている。
Enrique: "This is a crazy, unique sport. I dedicate this win to all Barca fans who kept faith in us." #UCL pic.twitter.com/ywYeOy2WNB
— Champions League (@ChampionsLeague) 2017年3月8日
CL史上に残る狂乱の夜にファンからは、「こんなことあるんだね。すごいな…」「間違いなくMOMはネイマール。キレのあるドリブルでPK獲得に2ゴール1アシスト」「バルサなら奇跡を起こせるかもと思ったけど本当にやるやつがあるか」「エンリケが6点取れるって言ったときは強がっちゃってと思ったけど、ただただ凄い」「カバーニに決めたれた時点で終わったと思った」などの声が寄せられている。