イングランド代表GKジョー・ハートは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティから、セリエAのトリノへ期限付き移籍に出る決断をした。
足下の技術が高いGKを好むジョゼップ・グアルディオラ監督のスタイルにマッチしないため、出番を失ったとされる。その意味を元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏が解説した。
「グアルディオラの哲学について話そう。ボール保持を続けるというのが彼の哲学だ。ボール保持率100%を目標にして、実際に記録を保持している。どうすればそんなことが可能なのか私には分からない。ドイツのインタビューで実際にそう話していた」
イングランド代表として出場した6月の欧州選手権、ハートは安定感を欠くプレーで失点し、国内のメディアから批判の的とされた。しかし、シュマイケル氏は欧州選手権でのプレーは今回の決定に関係ないと見る。
「(グアルディオラ監督が求めるだけの)ボール保持率を達成しようと思ったら、GKが半分はフィールドプレーヤーになる必要がある。ハートの足技では物足りないと彼が考えたというのがすべてさ。だからとても足下のうまいクラウディオ・ブラーボを獲得したんだ」
《岩藤健》
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