青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力

スポーツ まとめ
青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力
  • 青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力
  • 青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力
  • 青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力
  • 青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力
  • 青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力
  • 青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力
  • 青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力
  • 青山学院陸上部、アサヒグループの研究に協力
アサヒグループホールディングス株式会社コアテクノロジー研究所は、青山学院大学陸上競技部の協力のもと、運動負荷により生じる疲労感、筋肉痛に対する「ラクトトリペプチド(以下、LTP)」含有乳タンパク分解物の効果を確認したと5月23日、都内で発表した。

実験は、青山学院大学陸上競技部の合宿時、部員48名を2グループに分け、一方にLTP含有乳タンパク分解物を含むタブレットを、もう一方には偽薬を1日2回、4週間の合宿期間中に摂取させた。そして合宿の前後に、2種類のアンケート調査を実施した。

1つは選択式のアンケート調査。疲れ、だるさ、筋肉痛の程度などについて問う。もう1つはVAS(Visual Analog Scale)アンケート調査。回答時の疲れ、筋肉痛の程度について「全く疲れない状態」を0、「今まで経験した中で最高の疲れ」を100として、その間で自身の疲労度合いを回答する。

▼選択式のアンケート




▼VASアンケート




上記のアンケートから、LTP含有乳タンパク分解物の継続摂取により、運動時における疲労感及び筋肉痛の悪化が抑えられたと結論づけた。

青山学院大学陸上競技部の原晋監督は、データの公平性を担保するべく、なるべく実験に関与しないように努めたという。なお、2つのグループは能力が偏らないように均等に分散されている。

「あまり踏み込むと誘導しているようで、データそのものが怪しいと思われてしまう。これは双方にとって良くない。私はどちらのグループに誰が所属されたかすら知りません」

LTPはこれまで、普段運動習慣のない中高齢者において、軽い運動により生じる疲労感抑制や、体にかかる負荷の軽減といった効果があることは確認されていた。今回は激しい運動を行う「アスリートにも効果があるのか」といったテーマで実験が開始された背景がある。

「今回の実験により、LTP含有乳分解物の摂取は運動強度、世代を問わず、運動による疲労感を軽減し、日々の体調管理に有用である可能性を見出した」と担当者。

なお、LTPはカルピスを製造する過程で生まれる「カルピス乳菌(一次発酵菌)」から発見されているが、カルピスそのものに含有されているわけではないという。

「LTPはアミールS、アミールウォーター、しなやかケアなどの製品に含まれています。今後、運動時の負担を和らげるべく飲料や、サプリなど、お客様が利用しやすい形の製品開発も考えています」と担当者は話した。

神奈川県相模原市にあるアサヒグループの研究所(旧カルピス社)は青山学院大学のグラウンドと隣接しており、両者はこれまでも関わりがあったという。原監督はアサヒグループの印象を以下のように話す。

「数年前から商品の提供などをしてくださっていて、良好な関係を築いていました。ですので、今回も自然な形でタイアップする流れになりました。アサヒさんの常に新しいものにチャレンジする姿勢に賛同しています」

今回の取り組みについてもこうコメントした。

「民間研究部門と、日本一のチームがコラボしたのは前例のないことです。時代の最先端を行くのが青山学院であり、他の大学と異なることをしているという意識もプラスの効果を生み出す。我々も今回の取り組みには感謝している」
《大日方航》

編集部おすすめの記事

page top