第99回ジロ・デ・イタリアは5月21日、アルパーゴ~コルバーラ間の210kmで第14ステージが行われ、オリカ・グリーンエッジのエステバン・チャベス(コロンビア)が初優勝した。コロンビア勢の優勝は2014年のナイロ・キンタナ以来で、通算22勝目。
タイム差なしの区間2位になったロットNLユンボのスティーブン・クルイスウエイク(オランダ)が総合成績でモビスターのアンドレイ・アマドール(コスタリカ)を逆転して首位に。ピンク色のリーダージャージ「マリアローザ」を初めて獲得した。
「マリアローザまであと少しだったから夢を追っていた。ジロ・デ・イタリアは6回目の出場となるが、ボクは山岳が得意なので大好きなレースだ」とクルイスウエイク。
北イタリアのドロミテ山塊で行われた山岳ステージ。優勝の最有力候補であるアスタナのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)がメイン集団からアタックし、37秒遅れの区間5位でゴール。モビスターのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)はニーバリに2分23秒差をつけられた。
この結果、総合成績でニーバリはクルイスウエイクから41秒遅れの2位に。バルベルデは3分06秒遅れの4位と後退した。
NIPPOビーニファンティーニのアシスト役として初参戦の山本元喜は43分47秒遅れの152位でゴール。総合成績は前日の169位から163位に。首位とのタイム差は3時間11分40秒。
《山口和幸》
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