第99回ジロ・デ・イタリアは5月14日、フォリーニョ~アレッツォ間の186kmで第8ステージが行われ、エティックス・クイックステップのジャンルカ・ブランビッラ(イタリア)が後続に1分以上の差をつけて独走優勝した。
同選手は総合成績でも首位に。ピンク色のリーダージャージ、マリアローザを獲得した。ジャイアント・アルペシンのトム・デュムラン(オランダ)は2分51秒遅れの38位で首位から陥落した。
この日のコースは最後の上り坂がストラーデビアンケ(白い道)と呼ばれる未舗装路。ブランビッラはここで抜け出してゴールまで独走。総合成績の上位選手に1分40秒以上の差をつけたことで一気に首位に立った。2010年にプロデビューしたブランビッラがステージレースの首位となったのは初めて。
「調子がよかったが、マリアローザをねらって走ったわけではない。もちろんそれは憧れだったけどね。明日はタイムトライアルで、体重58kgのボクがいい記録を残せるとは思えないが、もしそれを失ったとしても全力を尽くすつもりだ」とブランビッラ。
NIPPOビーニファンティーニの山本元喜は21分17秒遅れの186位でゴール。総合成績は前日の183位から182位に。首位とのタイム差は1時間10分27秒。
15日に行われる第9ステージは個人タイムトライアル。ワインの名産地キャンティで開催される。
《山口和幸》
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