第99回ジロ・デ・イタリアは5月8日、オランダのネイメーヘン~アルンヘム間の190kmで第3ステージが行われた。エティックス・クイックステップのマルセル・キッテル(ドイツ)が大集団のゴール勝負を制し、2日連続で優勝した。
前日に1秒遅れの総合3位に浮上していたキッテルは、この日の優勝でボーナスタイム10秒を獲得。ジャイアント・アルペシンのトム・デュムラン(オランダ)を9秒差で逆転して、ピンク色のリーダージャージ「マリアローザ」を獲得した。
「オランダでの3日間はとても誇らしい結果をもたらすことができた。1日ごとに目標を決めて走った。最初はタイムトライアルでいいコンディションを確認すること。2日目はステージ優勝すること。そして3日目はマリアローザを手中にすることだった」とキッテル。
「このピンク色のジャージを手にしてイタリア入りすることをとてもうれしく思う」
キッテルは2014年に北アイルランドで開幕したときも第2、3ステージで連勝しているが、このときは総合1位には立つことができなかった。
山本元喜(NIPPOビーニファンティーニ)は7分39秒遅れの185位でゴール。総合成績は前日の169位から189位に。首位とのタイム差は9分18秒。
開幕からの3日間をオランダで過ごした大会は、5月9日を休息日としてイタリアまでの移動にあてる。レースは10日にイタリア南部で再開される。
《山口和幸》
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