【THE REAL】ファン・ウェルメスケルケン・際の挑戦…オランダで夢をかなえた男が抱く日の丸への想い | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE REAL】ファン・ウェルメスケルケン・際の挑戦…オランダで夢をかなえた男が抱く日の丸への想い

オピニオン コラム
ファン・ウェルメスケルケン・際 参考画像(2016年3月25日)
  • ファン・ウェルメスケルケン・際 参考画像(2016年3月25日)
  • ファン・ウェルメスケルケン・際 参考画像(2016年3月25日)
  • ファン・ウェルメスケルケン・際 参考画像(2016年3月25日)
  • ファン・ウェルメスケルケン・際 参考画像(2016年3月25日)
  • U‐23日本代表、ファン・ウェルメスケルケン・際は後列左から3人目(2016年3月25日)
海を越えたサクセスストーリーの、最初のクライマックスが訪れようとしている。

オランダで産声をあげ、母の母国・日本でサッカーを始め、プロになる夢を抱いて再びオランダへ渡ってから約3年。異色のサッカー人生を歩むファン・ウェルメスケルケン・際(さい)が日の丸を背負い、初めて日本の地でプレーする。

■U‐23日本代表に招集

初めて招集された今年3月のU-23日本代表のポルトガル遠征に続いて、ガーナ代表をベストアメニティスタジアムに迎える11日の国際親善試合でも、際は代表メンバーに名前を連ねた。

オランダリーグ2部のFCドルトレヒトでのシーズンを終えて一時帰国した際は、中学、高校年代に下部組織でプレーしたヴァンフォーレ甲府の練習に参加。U‐23日本代表招集へ備えてコンディションを整えていたなかで、自分を取り巻く状況が変わっていることに気づかされた。

「オランダにいたときは(U‐23日本代表に選ばれたという)実感というものがなかったですけど、ヴァンフォーレさんの練習に参加させてもらったときは、いろいろな方から『頑張れよ』と声をかけられました。自分のことを知ってくれた方が増えたからこそ、さらに責任と誇りをもってプレーすることが大事だと思うようになりました」


ファン・ウェルメスケルケン・際(右)

際のルーツはオランダの南東部、ドイツおよびベルギーの国境に近いマーストリヒトという街にある。1994年6月28日にオランダ人の父と日本人の母との間に生まれ、2歳のときに一家で日本へ来た。

8歳のときに八ヶ岳フットボール(現ヴァンフォーレ八ヶ岳)でサッカーを始め、2008年からはヴァンフォーレ甲府の下部組織に入団。中高一貫かつ県内有数の進学校である北杜市立甲陵中学・高校との文武両道を極めるために、往復で3時間をかけてジュニアユースおよびユースの練習に通い続けた。

当然ながら、帰宅するのは深夜となる。国立大学進学を目指して、受験勉強にも熱が入っていた高校3年生のある日。抱き続けてきたもうひとつの夢が、際のなかでひときわ大きく膨らんだ。

「オランダ国籍ももっているなかで、いまオランダへ行かなければ、一生チャレンジできないと思ったんですね。オランダへ行かないということは、自分にとって『逃げる』ということになる。人生のなかで、そういうことはしたくなかったので」


ファン・ウェルメスケルケン・際は後列左から3人目

プロのサッカー選手になりたい。それも日本ではなく、父の母国オランダで。大学へは進学せず、高校を卒業したら海を渡りたいと両親に胸中を打ち明けた。

「そんなに簡単なことじゃないよと、両親からはまず言われました。両親も海外で生活していましたし、ましてやサッカー選手として食べていくとなれば、なおさら大変なことだとも言われましたけど、最後は快く送り出してくれて、オランダに渡った後もサポートしてくれました」

つてなどはいっさいない。オランダの1部、2部の全チームへ練習参加を希望するメールを送った。OKの返信が届いたのが2部のドルトレヒト。中学進学前に際がホームステイでオランダを訪れたときに、短期間ながら練習に参加させてもらったクラブだった。

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《藤江直人》
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