ボルシア・ドルトムントのDFマッツ・フンメルスには最近、移籍に関する噂や報道が絶えない。一時はユルゲン・クロップ監督のいるリバプール行きかと注目されたが、現在は同じドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンが最有力と言われている。
ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOも、「フンメルスが退団するなら行き先はバイエルンだろう」と今夏の大きな動きを示唆した。その理由としてヴァツケCEOは、2008年1月にバイエルンから19歳でレンタル移籍してきたフンメルスが、まだバイエルンでやり残したことがあると感じているのではと言う。
「彼自身も奥さんもミュンヘン出身で、家族もみんなそこに住んでいる。ミュンヘンへ行く理由はたくさんある。人生のある段階を迎えると、決断を下さなければならないものだ。厳しい道を進んでいくのか、もう少し楽な道を選ぶのか。自分自身で判断しなければならない」
また、ヴァツケCEOは「チャンピオンズリーグで優勝したければどちらのチームが良いかと言えば、バイエルンのほうが可能性は高いだろう。それは私も同意せざるを得ない」と話している。
《岩藤健》
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