セリエAのローマは4月20日、第34節でトリノと対戦し3-2の勝利を収めた。後半41分から出場したフランチェスコ・トッティが、わずかな時間で2ゴールを決め逆転勝利に貢献している。
古都ローマがトッティの活躍に揺れた。1点ビハインドで迎えた終了間際、敗色濃厚となった状態でピッチに現れたトッティは、右サイドからのFKをゴール前で押し込み試合を振り出しに戻す。
さらにトッティは3分後の後半44分、PKのチャンスでキッカーを務め勝ち越しのゴールを決めた。喜びを爆発させたローマの英雄のもとには、ベンチにいた選手も集まり抱きついた。
今季途中にルチアーノ・スパレッティ監督が就任すると、確執が表面化し出場機会を大幅に減らしたトッティ。39歳の彼には引退を勧める声もあるが、まだ特別な違いを生める選手であると自ら証明した。
《岩藤健》
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