2月17日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、ファーストレグで対戦するローマ(イタリア)とレアル・マドリード(スペイン)。両チームの監督が前日会見に臨んだ。
ローマは前任のルディ・ガルシア監督を解任し2007年、2008年に同クラブをCL8強まで押し上げたルチアーノ・スパレッティ氏を再び指揮官に迎えた。下馬評ではレアル有利の声もあるが、スパレッティ監督は「どちらが有利ということはないと思う。我々の突破の可能性は50%だ」と話した。
レアルのクリスティアーノ・ロナウドは、CL通算69試合出場で73得点とこの大会に強い印象がある。2007年にはCL初得点も決められた。だがスパレッティ監督は、特別なロナウド対策は講じないという。
「ロナウドは世界最高の選手のひとりであり、それをピッチ上で見せている。彼は現代的なフットボーラーだ。力強さとスピードがありゴールを決められる。だが彼のために特別な檻を用意することはしない。3人でマークに行かせるような指示はしない」
本拠地で待ち構えるローマに対し、レアルのジネディーヌ・ジダン監督は難しい試合になると予想した。
「良い形で試合に入る必要がある。難しい戦いになるはずだ。アウェーでの試合はいつも厳しいが、CLはまた違う。ローマは良いチームだ。だが我々も良い1週間を過ごし、この試合への準備ができている」
両監督ともチームの仕上がりに自信を見せた。
《岩藤健》
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