天国に一番近い島ニューカレドニア船の旅…バヌアツ共和国へ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

天国に一番近い島ニューカレドニア船の旅…バヌアツ共和国へ

オピニオン コラム
植物園での民族舞踊
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オーストラリア・シドニーの港から出港したプリンセス・ダウィンはニューカレドニアに向けて出港しましたが。。。

私が乗船する少し前に南太平洋で発生したサイクロン(台風)を追いかけるような形の航路だったために当初の計画を余儀なくされました。ちょうど出港から4日目のこと。

サイクロンはニューカレドニアの南方を過ぎたところでした。私たちの船は最初の予定だったニューカレドニア・リフォウの寄港のキャンセル、その日の予定は再び船の上で過ごすことになりました。船はニューカレドニアの北部を通り、バヌアツ共和国に向けて航路を進めました。

●バヌアツ共和国とは

西にオーストラリア・東にフィージー・そして南にはニューカレドニアに囲まれた南太平洋の一部に位置する800kmに渡って80以上の島々からなる諸島、人口約250,000人が暮らす共和国となっています。全島のうち70ほどの島に人が住んでいると言われています(ウィキペディアより)。イギリス・フランスの共同統治下から独立して共和国としてスタートしたのは今から40年ほど前にさかのぼります。

私を乗せたクルーズ船プリンセス・ダウィンが寄港したのはその島のうちの一つでバヌアツではもっとも人口の多いと言われているエファテ島。40,000人弱の人々が暮らしている街首都であるポートビラに寄港しました。

●パスポート代わりに船のIDカードがパスポート代わり

船を降りる際には乗務員にIDカードをスキャンしてもらうだけ(これで船を下船したことになります)。そしてバヌアツの入国審査(パスポートを見せること)をすることもなくに入国することができました。船ではほとんどが西洋人だったのでポートに降りるとまったく別世界のよう。

●英語とフランス語が公用語

ほとんどの人が英語を話せるため観光するのに言葉の苦労はまったくありませんでした。オーストラリアからの観光客がとても多く島の中では豪ドルが使えました。

●ポートビラの市内地は一周歩き回っても30分ほど

港には、シドニー港と比べると、人影はほとんどなく船から降りた人々への観光ガイドが待ち受けていました。港からは小型バス(8人乗り)で市内地へ。日曜日とあってほとんどのお店が休み、時折すれ違う小荷台に人を乗せた小型トラックの風景は前回訪れたネパールを思い起こさせました。

船へは、夕方4時半には戻らないとならないため、観光タクシーが値段的にも手ごろだったためにドライバーに数時間の観光をお願いすることにしました。ポートビラでお勧めの観光地は滝とボタニックガーデン。

滝は入り口から滑りやすい山道を登ること30分、滝つぼでは数人の人の泳ぐ姿が見られました。

植物園は普通の家庭の庭に少し手をつけた感じのような場所で、園の裏に周ると一般家庭の家があったので写真を撮るのに少し戸惑いました。この植物園には、世界でも一番大きいとされる品種ココナッツクラブ(ココナッツ蟹)が飼育されていて実際を見ることに。現在は大きいのがいないために大人の手ほどのもの。

また園では観光用に6歳の男の子を交え民族舞踊を披露。素朴な中での昔からの生活を守る姿を見ることができました。

●水中にある郵便局

世界でも珍しい海底郵便局があるバヌアツ、今回の寄港では残念ながら日曜日のためお休みでした。2003年にオープンしたこの郵便局ではダイビングの資格を持ったスタッフが対応しているとのこと。まる一日オープンしていることはないものの観光名所の一つにもなっていました。

バヌアツを訪れて感じたのは、住民が素朴であるということでした。朝日や夕焼けと共に生活をしている人々の暮らし、今回は船旅で夕陽前に船に戻らなければならなかったので、夕方からの人々の生活が見られなかったのが残念ですが、次回、機会があればもう少し地元の生活に密着レポートしてみたいと思いました。

船に戻ると乗務員がIDカードをスキャン、そして手荷物検査が待ってました。

すべてを終え、デッキに出ると、港では地元の人が手を振る姿が。小さな港にこれだけの大きな船が停泊するのですから人々の関心も集まるわけです。船はすべての人の乗船を確認してフィージー島を目指して航海を続けます。 (続)
《Asami SAKURA from Adelaide, SA》

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