インターネット事業を手がけるGMOインターネットは4月7日、東京都内で陸上男子長距離チーム「GMOアスリーツ」の発足会見を行なった。3月末まで上武大学駅伝部監督を務めた花田勝彦氏が監督に就任した。
箱根駅伝を連覇した青山学院大学陸上競技部の原晋監督がアドバイザーとしてサポートする。
GMOの熊谷正寿会長は、「昔から陸上、水泳、自転車などが好きでトライアスロンにも関心がある。創業者自身に関心がないと、事業に継続して力を入れていくことは難しいと思うので、自らが応援していくチームを作っていきたい」と話す。
GMOアスリーツは、「競技結果No.1、選手の夢をかなえる環境No.1、ランニング文化支援No.1」とテーマを掲げている。「どうせやるなら1番を目指す。すばらしい選手を育てる環境、待遇も1番にする」と熊谷会長は意欲を見せた。
花田監督は、「選手としても、指導者としてもナンバーワンになりたいと思ってやってきた。昨年の箱根駅伝予選会のあと正式に話を頂いた。正直なところ迷ったが体力、気力のある今しかないと判断し、引き受けた。4年後にある東京オリンピックでは、チームからメダル争いに勝てる選手を輩出したい」と決意を新たにした。
原監督は、「ここ数十年、高校、大学のレベルは上がっているが実業団が担うはずのマラソンは停滞している。GMOアスリーツが、日本陸上界の起爆剤になれるようにお手伝いをしたい。日本の陸上界内で足を引っ張り合うのではなく、戦うべくは世界」とGMOアスリーツに懸ける想いを明かした。
GMOアスリーツに加入する選手は、上武大学出身の山岸宏貴、佐藤舜、倉田翔平と、青山学院大学出身の三木啓貴、渡辺利典、橋本崚の計6名だ。
《大日方航》
page top