楽天の松井裕樹投手が4月1日、本拠地での西武戦に2点リードの九回から登板、先頭の浅村栄斗をストレートの四球で出塁させるも、後続を断って今季初セーブを挙げた。
先頭打者を歩かせても、後続を三振で仕留め切り抜けるのが松井流。森友哉にスライダーを振らせ、炭谷銀仁朗には併殺打を打たせて試合を締めくくった。
松井の今季初セーブにファンからは、「やっと松井にセーブがついたのか。おめでとう」「なんだかんだで松井君の抑えはやっぱり良いな」「松井初セーブおめ」「則本の力投に松井がきっちり締める。すばらしい試合だった」と祝福の声が寄せられている。
昨季開幕前にクローザー起用が決まった松井。試合の最後を締める重要な役割を1年間務め防御率0.87、3勝2敗33セーブの成績を残した。さらなる活躍を目指す今季、昨季は封印していたスライダーに改良を加え、守護神2年目に備えてきた。
則本昂大とともに呼ばれたヒーローインタビューでは、改めて「今季の目標は40セーブです」と宣言した松井。松井にそれだけセーブ機会が作れれば、自ずから楽天の順位も浮上する。進化したプロ3年目の左腕が今季もチームの柱になる。
《岩藤健》
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