「耳で読む本」オーディブルの今後の事業展開は? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「耳で読む本」オーディブルの今後の事業展開は?

オピニオン ボイス
走りながら読書!耳で聴く本「オーディブル」
  • 走りながら読書!耳で聴く本「オーディブル」
  • 走りながら読書!耳で聴く本「オーディブル」を利用して皇居ラン
  • 走りながら読書!耳で聴く本「オーディブル」を利用して皇居ラン
  • 走りながら読書!耳で聴く本「オーディブル」を利用して皇居ラン
  • 走りながら読書!耳で聴く本「オーディブル」を利用して皇居ラン
  • 皇居ランの拠点Run Pit、耳で読む本「オーディブル」とコラボ企画
オーディオブックの提供サービス「Audible(オーディブル)」は、「耳で読む本」と呼ばれることも多い。書籍を音声化したもので、海外ではすでに普及しておりコンテンツ利用の方法として広く認識されている。

日本では2015年7月よりサービスが開始され、オーディブルの事業展開6カ国目だ。著名な作家の作品からビジネス書、落語などをプロのナレーターや俳優たちによる朗読で提供している。

3月14日までプロモーションの一環として、東京・皇居ランニングの拠点としてランナーに愛用されているシャワー施設「Run Pit (ランピット)」では体験サービスが行なわれていた。


日本でも徐々に支持を獲得しつつあるオーディブルの今後の事業展開などについて、担当者に話を聞いた。

---:なぜランピットとコラボレーションしたのですか?

担当者:欧米とは異なりオーディオブックを聴く文化がまだまだ浸透していない日本。オーディオブックをより普及させていくためには、消費者に「自分ゴト化」「習慣化」してもらえるシチュエーションを提案していく必要があると考えています。

今回は忙しい中でもランニング習慣のあるビジネスパーソンを中心に、比較的長時間を費やすランニング時にビジネス書や物語を聴き、時間の有効活用や精神統一をするいう新たな可能性を提案したいと考えました。そこで、スマホアプリ×スポーツを推奨しているランピットに協力していただきました。

---:ランニングとオーディブルの親和性について教えてください。

担当者:オーディブルはビジネス書から長編小説までコンテンツが多数ラインナップされており、その時々の気分や走る距離(時間)に合わせてコンテンツを選択することが可能です。

ランナーの声を聞くと、「孤独で耳が寂しいと感じる」「実は退屈している」という人が多くいます。「本を聴く」ことがその解決法のひとつに成り得るのではないかと考えます。また、読書好きでランニングをされる人には、ふたつのことを同時に行えるため時間の有効活用になります。

---:どういった層をターゲットにしていますか?

担当者:20ジャンルのタイトルがあるので、幅広く利用してもらいたいと思っています。今回の施策のメインターゲットは、ビジネスマン、学生、主婦などです。忙しい中でも時間を有効活用し、自分磨きや学びを怠らない意識が高い方々と考えています。

---:日本は事業展開6カ国目ですが、海外と日本の違いはありますか?

担当者:欧米ではすでにオーディオブックで本を聴くという習慣が根付いています。日本ではオーディオブック自体が、そこまで認知されていないのが実状です。まず、このようなコンテンツの楽しみ方があるというライフスタイルの提案をして、多くの人に試してもらい、認知を高める活動を行っています。

日本でも、通勤通学時や運動、家事の最中の「ながら」シーンなど、さまざまな利用シーンの提案をすることで、新しいライフスタイルとして定着する可能性は十分にあると考えています。

【次ページ 今後の事業展開は?】
《大日方航》

編集部おすすめの記事

page top