かつてのブームは過ぎ去ったマウンテンバイク、とくに女性の競技人口は少ない。マウンテンバイクを始めてもあまり続かず辞めていく人が多いという。マウンテンバイクを女性がいかにすれば楽しみ、MTBに関連する競技でステップアップできるかトップライダーに聞いた。
●清水一輝選手
自分のスタイルを確立すること。漠然としているけれども、自分のスタイルを築くのは難しい。
実は早くなるために自分も以前、他の選手に聞いたことがある。「自分のスタイルは築くものじゃない。素で思うがままに、バイクと一体になってバイクが行きたい方向に走る。」これは口で言ってもなかなか難しく、自分も模索中、自分のスタイルが確立できて走れるときに楽しく、早く、マウンテンバイクにはまっていくんじゃないんだろうか。やはり自分を出す、速い人はみんな我が強いですから(笑)
ハマればはまるほどに自分なりの乗り方/スタイルがどことなく見つかって楽しくなるんじゃないか。
●井手川直樹選手
とにかく基礎が重要。
基礎を練習するのはマウンテンバイクではしんどい。トライアルでバランス感覚をやしなう練習と下半身を鍛える、こけないように耐える腹筋をつける、フィジカルを強くする練習に大きくわかれる。それらトレーニングをつむと、バイクを乗りこなせる。
女子もしくは初心者の場合、最初っから基礎の反復練習や体幹トレーニングはきついので、基本のテクニックを公園やパンプトラックで練習し、慣れてきたら里山ライドをし、さらにエンデューロ、など段階をあげていくと、マウンテンバイクの魅力を感じてもらえるのではないだろうか。
《上水流晋》
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