イングランド・プレミアリーグ第16節の残り1試合、レスター対チェルシー戦が12月14日に行われた。チェルシーの反撃を1点に抑えたホームのレスターが、2-1で勝利し首位を守っている。
レスターの先制点は前半34分だった。右サイドからリヤド・マフレズが上げたクロスに、ゴール前でジェイミー・ヴァーディが右足を合わせ押し込む。好調が続くふたりの活躍でレスターが先に試合を動かした。
追加点は後半3分、エリア内でボールを受けたマフレズが、ドリブルでチェルシーのDFセサル・アスピリクエタを翻弄したところから左足のシュート。GKの指先が届かない絶妙なコースに飛びネットを揺らした。
レスターの懸命な守備もあり無得点に抑え続けられたチェルシーだが、後半32分にようやくゴールが生まれる。左サイドから上がったクロスにロイク・レミーが頭で合わせ、反撃の1点をもぎ取った。しかし、残り時間で再びネットを揺らすことはできず、レスターが2-1で逃げ切っている。
レスターの日本代表FW岡崎慎司は、後半43分からヴァーディに代わって出場した。
リーグ戦9試合負けなしで単独首位を守るレスターに、「正直優勝はないと思ってたけど…この勢い、あるな」「今年のレスターはヤバい」「レスターがここまでやれるとは予想してなかった」「こういう勢いのあるチームは、後半戦に失速するものだけど。果たしてレスターはどうなるかな」など、サッカーファンからも開幕前には予想しなかったことが続いているとの声が多い。
試合後にレスターのクラウディオ・ラニエリ監督は、「私はとても幸せだよ。我々は60分間素晴らしいプレーをした。最後の30分間は苦しんだが、チェルシーのように偉大なチャンピオンチームと対戦するときはそれが普通だ」と話している。
《岩藤健》
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