12月5日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第5節、バイエルンは敵地でボルシア・メンヘングラードバッハと対戦し1-3で敗れた。開幕から5連敗で最下位に沈んでいたボルシアMGは、そこから10試合負けなしで3位に浮上している。
負傷者が続出しベストメンバーを組めないバイエルン。前半はスコアレスで折り返したが、後半9分にオスカル・ヴェントのゴールで先制を許すと、そこから後半23分までに14分間で3失点。バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「先制を許したあと、我々のスタイルが崩れてしまった」と試合を振り返った。
「前半はとてもよかった。チャンスをたくさん作った。だがゴールを決めきることができなかった。後半は難しい展開だった。なぜならボールを失いすぎたからだ。我々だって失点することはある。そこで秩序を失ってはならない」
今シーズンのブンデス無敗記録がストップしたバイエルンに、「バイエルンでも負けることはあるんだな」「序盤はバイエルンに大きなチャンスが何度もあったのに…。サッカーは恐ろしい」「無敵に思えたチームも負けるときはこんなもんですね。ただ連敗しない限り、優勝は動かないと思います」などの声が寄せられている。
一方でバイエルンには喜ぶべきニュースもあった。負傷で長らく戦線を離脱していたフランク・リベリが、269日ぶりにメンバー入りしたのだ。リベリは後半30分に途中出場すると、6分後にはゴールを決めた。
年内復帰を目指しトレーニングしてきたリベリ。しかし、その努力が報われたゴールより、試合後は敗戦を悔やんだ。
「敗れたのは自業自得だ。前半のうちに2点差、3点差でリードしていなければならなかった。残念だが僕たちは前へ進まなければならない」
《岩藤健》
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