【澤田裕のさいくるくるりん】4年間のスポーツジム通い…劣る筋肉量には厳しいひと言 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】4年間のスポーツジム通い…劣る筋肉量には厳しいひと言

オピニオン コラム
入会時の測定では、筋肉量の少なさが指摘された
  • 入会時の測定では、筋肉量の少なさが指摘された
  • それは相も変わらず。もっと負荷を掛けた運動をとの指摘が
月に10日ほどスポーツジムに通っています。仕事柄PCに向かってばかりで、このままでは体力の維持すらおぼつかないとの思いもあって4年前に始めました。

ジムには自転車タイプのフィットネスマシンもありますが、ハンドルの位置が高すぎてシティサイクルのような乗車姿勢になってしまうため、もっぱらリカンベント(座イスに腰掛けた姿勢で乗る自転車)タイプを利用。これを20分ほど漕いでウォーミングアップを済ませたら、続いて筋力トレーニングに向かいます。

■腹筋や広背筋など各部を鍛える反復運動

大きく初心者向けと経験者向けに分かれたマシンから迷わず初心者向けを選び、腹筋や広背筋、ハムストリング、大腿四頭筋、大胸筋といった各部を鍛える反復運動を30回×2セット。回数はやや多めとはいえ、筋力の維持あるいは老化防止が目的ですから大きな負荷は掛けません。

これをひと通りすませたら、運動の締めに乗馬フィットネス機器へ。運動強度が低く呼吸を整えるのに最適ですし、なによりサイクリストに必要な体幹部が鍛えられます。ここまでにおよそ1時間。

運動の前後には血圧と脈拍数を測定。血圧は最高が120台で最低が70台、脈拍数が70前後ですから、まあ正常の範囲内に収まっています。それでも体調が万全ではないときやジムに通う間隔が空いたときなど、この数値が高めになって警告を鳴らしてくれますから、これも体調を管理するうえで欠かせません。

■入浴後にはストレッチ

そして仕上げは入浴。広い湯船に浸かりつつ、手足のストレッチも行います。契約しているコースの制限で、1回の利用は90分。それでもこれだけのことができますから、物足りなさは感じません。むしろ日常生活に無理なく組み入れるには、これくらいがちょうどいいように思われます。

このコラムを執筆するにあたって、体成分分析装置を使って詳細なデータを測定してみました。ジムに入会したばかりの前回から4年の歳月を経ており、加齢に伴う変化は、ジム通いの効果は、右腕のケガがおよぼした影響は、など気になる点がいくつかありました。

で、2回分のシートを見比べると…目立った変化はありません。骨格筋量も体脂肪量も変わりませんが、前者に比して後者が多い、いわゆる隠れ肥満もまったく解消されておりません。人よりも自転車に乗っているぶん、せめて脚の筋肉ぐらいはと思ったものの、標準にも満たないという体たらく。


もっと負荷を掛けた運動をとの指摘が

今回の測定を担当したインストラクターからは、「筋トレの際、もっと負荷を掛けなければ」との厳しいお言葉をいただきました。ただ、なぜか右腕だけは筋肉量が増えています。インストラクターも不思議がっていましたが、実はこれには理由が。骨の折れた部分を固定している金属プレートの影響です。

とまあ冴えない結果だったわけですが、前回より劣ってなかったことをよしとするほかはありません。天候や外気温の変化に左右されずに運動できるのがスポーツジムのいいところですから、今後も地道に続けていこうと思います。
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