【やってみた番外編】いまさら聞けない、AEDの使い方 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【やってみた番外編】いまさら聞けない、AEDの使い方

オピニオン コラム
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「避難訓練って、社会人になってもやるのか…。」そう感じたオビナタです。会社の避難訓練が20日、行われました。

ビルで働いている人全員が参加というのは到底不可能でしょう。どうしても片付けなければ仕事が残っている人たちが沢山いると思います。とは言うものの、我が編集部で参加したのは自分1人だけでした。

とにもかくにも有事の際は、僕がなんとかしなければ…。編集部の命をこの身にせおったオビナタは、精悍な顔つきで訓練に臨みました!

訓練を指導してくださった消防隊の代表者の方は、「今回は震度6の地震が来たという設定で行いました。常に大規模な地震を想定しておかなくてはならない時だと思います」と一言。




■AEDをやってみた




訓練の際にAED体験をしてきました。AEDとは、

A:Automated(自動化された)、
E:External(体外式の)、
D:Defibrillator(除細動器)

の略。心停止の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショックを与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器です。耳にする機会は多くとも、実際に扱ったことのある人は案外少ないのではないでしょうか?

僕も扱ったことはありませんでした。そこで今回、訓練を指導してくださった消防士さんに教えてもらいました。

1、倒れている人を発見したら、周りをまずは確認する。

「例えば地震のショックなどで人が倒れているとします。建物の近くだったとしたら、上からガラスが落ちてきたりするかもしれません。まずは、周りを確認します」

2、呼びかけをする

「はじめは優しく呼びかけをすること。倒れている人がただの酔っ払いだった場合、いきなり大きな声で呼びかけることは危険です」

「もしもし、大丈夫ですか、わかりますか、と三段階くらいに声の大きさを上げていきつつ呼びかけをしましょう」

3、周りの人に役割を指定する

「『あなたはAEDをもってきてください』『あなたは119通報してください』としっかり相手を指定して助けてもらいます。『だれか助けてください』ではだれも助けてくれません」

4、呼吸確認

「胸とお腹を見て呼吸確認します。10秒数えましょう。」

5、心臓マッサージ

「両手を重ねて、手のひらの付け根の部分で乳頭と乳頭を結んだ線と体の真ん中の線が交わるところにポイントを合わせて体重をかけます。胸骨ですね。押す深さは5cmを目安にします。結構強く押します。押すリズムも大事です。1分で100回。意外ときついです」

6、AEDの電源を入れる

「機種によっては、AEDのフタをあけると自動で電源が入るものもあります。電源を入れたあとは、AEDから音声で指示が流れますので、言うとおりにしてください」

7、電極パッドを貼る

「AEDのケースに入っている電極パッドの1枚を胸の右上に、もう1枚を胸の左下の素肌に直接貼り付けるよう指示されますが、可能であれば周りの人にお願いして、心臓マッサージを続けてもらいます」「ペースメーカーがあっても貼ってしまって大丈夫です。ただ、なるべく避けて貼ってください」

8、ショックボタンを押す

「AEDが自動的に解析を始めます。電気ショックが必要な場合は『ショックが必要です』と音声でその必要性を教えてくれます。周囲の人が、倒れている人に触れていないことを確認して、ショックボタンを押します。電気が流れ、身体が跳ねます」

AED。いざというときに使えないと一生を大きく左右する悲劇につながることもあるかもしれません。近年、特に東京では「大地震が来るから準備が必要だ」と言われ続けています。この機会に、おおまかなAEDの使い方、そして同時に有事の際に備え、避難場所など確認しておきましょう。

《大日方航》

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