慣れ親しんだホークスからの退団、現役続行の意思を表明した松中信彦は9月29日、楽天戦に七回から代打で登場した。最初の打席ではセンターフライに倒れたものの、九回の第二打席は松井裕樹からライト前へのタイムリーを放った。
ソフトバンクは2アウト取られたあと、ヒットと四球でつなぎ松中に打席を回した。観客の「信彦コール」に後押しされた松中は、低目のストレートを初球から思い切って引っ張り一二塁間を抜いた。二塁ランナーがホームに還り、今シーズン初安打が初打点となった。
松中の2015年初安打に、「ホークス一筋功労者の松中選手、退団は寂しいですが、今季初ヒット初打点おめでとうございます」「大敗しましたが最終回にいいシーンを見ることができました」「松中の初ヒット、初打点おめでとう」「松中信彦、まだまだやれる!残り試合も熱いエールを送ります」などの声がファンからは寄せられている。
退団会見では「ボロボロになるまで、悔いが残らない野球人生を過ごしたい」と話した松中。来シーズンに向け残り少ない試合でもアピールしていきたい。
《岩藤健》
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