9月15日に男子バスケットボールの新リーグ名称・ロゴ発表会に出席した、リンク栃木の田臥勇太は、来年秋の開幕に向け「ベストなスタート!」を公約に掲げた。
「プレーヤーなので新しいリーグが開幕することは楽しみでワクワクしている。そのために開幕戦にベストな状態で、覚悟を持って挑みたいという気持ちで、この公約にしました。記念すべき歴史的な瞬間になると思うので、しっかりと勝利して優勝を目標に挑みたい」
長引いた国内トップリーグ併存問題が決着し、新たな体制で再スタートする男子バスケ界。9月23日からはリオ五輪出場権をかけたアジア選手権が始まる。一足先にアジアを制覇した女子日本代表について、田臥は「最高の結果を残した女子日本代表は、本当に素晴らしいと思う。男子日本代表も、しっかり結果を残せるように戦わなければいけないと身が引き締まった」と話し、大きな刺激を受けたようだ。
男子代表のFIBAランク47位は、アジアの中でも8番手と高くない。アジア王者のみに与えられる五輪キップは厳しいが、チャンスがある限り狙っていく。
たとえ叶わなかったとしても、男子代表にはもうひとつの目標がある。世界最終予選への出場だ。今大会からアジア枠が3に増え、アジア選手権で4位までに入れば世界への扉が開かれる。開催国として出場した2006年のFIBAワールドカップ以来、世界大会から遠ざかっている男子代表にとっては、久しぶりに世界と真剣勝負するチャンスだ。
《岩藤健》
page top