ナイトロ・サーカスは、ひとことで書くと「スタントショー」です。フリースタイルモトクロス(FMX)というモトクロスバイクによるパフォーマンスを始め、自転車(BMX)、キックボード、スケートボードなどがジャンプ台を利用したショーを繰り広げます。

東京公演の舞台は東京ドーム!

モトクロスバイクのジャンプ台

BMXなどは高さ15mのジャンプ台から飛びます。右下の警備員が小さく見えます
私は以前、FMXならモンスターエナジーライダーによるショーを観たことがあります。オートバイの国際レース「MotoGP」の余興として、サーキット横の広場で行われていたものでした。その様子に唖然とした思い出があったため、それをはるかに上回るというナイトロ・サーカスに期待度もMAXです!
そもそもナイトロ・サーカスは、米国のテレビ番組でリアリティ・ショーとして放送されていたもの。グランドキャニオンに飛び込んだり、ビルからビルへ渡り歩くスタントの様子が人気を呼び、アリーナで行うイベントに成長。2010年からワールドツアーが始まり、2015年に日本でも初開催して多くのファンを獲得しました。

ナイトロサーカスで使われるモトクロスバイク
さて、東京公演の会場は東京ドームです。普段は野球が行われるドームに足を踏み入れると、中央に大きなジャンプ台が現れました。その高さ15m…。あんな所から滑り降りてジャンプするなんてクレイジーですよ。
ジャンプした先にある着地台に登ってみましたが、そこだけでも十分に高かったです。着地台はエアバッグのような役割があり、手で押すだけでもグニグニと凹みました。ちなみに15mのジャンプ台はBMXやキックボードのライダーたちが使います。FMXはこのジャンプ台は使用しません。
いよいよショーが始まりました。ライダーたちが次から次へとジャンプ台を滑ってきて宙を舞いトリック(技)を繰り出す姿は、ただただ圧巻。これぞエンターテインメント!
まずは写真で一気にご紹介します。

滑り降りてきました!

ジャンプ!

ソファ?

ワゴン車?

樽?

何でもアリですね…。次は?

あれは映画にもなったジャマイカのボブスレーですね!

あ、着地は失敗…

でも陽気なのがイイです
モトクロスバイクによるフリースタイルモトクロス(FMX)になると迫力がさらにアップ!空気を切り裂くエンジン音が会場のボルテージを上げ、地上から加速して一気にジャンプ台に迫りそのまま文字通り「飛ぶ」シーンに会場は息つく暇もありません。

FMXも始まりました!

飛ぶ!

かなり高く飛んでいます

2台で!
日本人もモンスターエナジーライダーの東野“TAKA”貴行選手や渡辺“WANKY”元樹選手など国内外で活躍するライダーが参戦しています。開演前に東野選手に「飛ぶときは怖くないのですか?」と質問すると、「恐怖心はあります。ほんの一瞬ミスしたらケガをします」と返ってきました。渡辺選手もケガの体験を教えてくれて、華やかなパフォーマンスの影にはライダーの恐怖心が隠れていることも知りました(後日、両選手のインタビューを公開します!)。

え、何人乗ってるの?

なんと3人乗り!

3台でジャンプ!

BMXとFMXの共演も

スゴすぎるのですが…

演出はアメリカンな感じ

これから飛び出すわけです

連続するパフォーマンスに瞬きの暇もないです

まるでスローモーションを見ているようでした

ドームでこんなに火が使えることにビックリ
たとえ怖い気持ちがあったとしても、公演となるとライダーたちはMCの盛り上げに応え、自ら会場のテンションを上げて、最高のショーで楽しませてくれます。
ジャンプする、ただそれだけ。
それだけですが、ナイトロ・サーカスには想像を超える感動が詰め込まれていました。ライダーたちは空を舞う芸術家のようでした。
ライオンが火の輪をくぐり、空中ブランコで人が舞う往年のサーカスとは一味違った新時代のサーカス。日本再上陸が今から待ち遠しいです!

画像提供:Nitro Circus

画像提供:Nitro Circus

画像提供:Nitro Circus
最後にナイトロサーカス公式インスタグラムから動画を紹介します。より一層ライダーたちのスゴさと雰囲気を感じ取っていただけたらと思います。