9月4日にFIBAアジア女子バスケットボール選手権大会は準決勝が行われ、日本が台湾を65-58で下し決勝へ駒を進めた。今大会の優勝チームには、アジア王者としてリオ五輪の出場権が与えられる。
日本は立ち上がりから快調にプレーし、第1クォーターでは23-11と台湾を多き引く引き離す。だが第2クォーターからは流れが一変、日本の攻撃は単調になり、逆に台湾がリズムをつかみ出した。今大会ここまで好調を支えてきたディフェンスが、台湾の攻めを止められない。
第2クォーター終わって34-33と日本わずかに1点リード。第3クォーターが始まっても勢いは台湾だった。日本は攻撃でミスが頻発し、ボールを失うと台湾に決められてしまう。一時は38-46と逆転された。それでも日本はあきらめず守備を立て直し、第3クォーター後半の4分を無失点に抑え、その間に43-46まで盛り返す。
日本は第4クォーターの立ち上がりで逆転に成功する。だが台湾もインサイドでバオ・シーラがゴールを決め追い上げた。勝負所で日本は第2クォーター、第3クォーターではあまり見られなかった、スピードと連動性のある攻撃が戻ってくる。篠崎澪がドライブでかき乱し、外からは本川紗奈生が3ポイントシュートを決めた。
台湾も3ポイントで追い上げたが、最後は本川がフリースローを沈め、粘る相手を突き放した。
準決勝もう1試合は中国が韓国を60-45で下しており、9月5日に行われる決勝戦は日本対中国に決まった。
予選ラウンドでは残り3秒での逆転という、劇的な展開で中国を下した日本。最強のライバルに連勝して3大会ぶりオリンピック出場を決められるか。
決勝は5日の19時30分(日本時間20時30分)から開始予定。
《岩藤健》
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