世界陸上北京大会は8月26日、男子5000メートルの予選が行われ日本の大迫傑、村山紘太はともに予選落ちした。
予選1組に登場した大迫はほぼ思い通りの展開でレースを進めたが、後ろに位置取ったまま前に出られず、13分45秒82で7着に終わり予選通過の5位には入れなかった。
大迫はレース後「展開自体は予定通りです。最後の着順が取れなかった部分が今一歩でした」と話した。
予選2組に登場した村山は14分7秒11で17着だった。レース後は海外経験の少なさから、外国人選手の迫力に呑まれてしまったことを明かした。
「招集のとき周りの顔ぶれを見て『速いな』と。こいつらとやるのかと。そのために練習してきたんですが、引いてしまいました」
日本のレースばかりでは、日本で勝負できても海外では勝てない。その思いを強くしたようだ。
この結果に「海外でのレース経験が必要なのかな?」「怖かったって…思ってても日本代表ならいってはいけないコメント」「2人とも組の相性が悪かったな。 大迫はハイペースが得意で紘太はラストスパート持ってるから逆だったら面白かったかも」「スローペースのスプリント勝負ではアフリカ勢が圧倒的に強い。トップと0秒82差の予選7着は健闘した方だろう」「大迫のラップは世界レベルだったと思う。ただ組み合わせがね」など、運もなかったという声がある。
男子1万メートルを制したモハメド・ファラーは、予選2組で2着に入り順当に決勝へ進んだ。ロンドン五輪に続き北京でも2冠を獲得するか。
《岩藤健》
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