世界陸上北京大会は8月24日に男子3000メートル障害が行われ、ケニアのエゼキエル・ケンボイが8分11秒28で優勝した。ケンボイは男子3000メートル障害で史上初の4連覇を達成した。
これまで世界陸上では3つの金メダルと3つの銀メダルがあるケンボイ。オリンピックでも2度優勝しており、今大会も大本命として注目された。
レースは最後の1周まで集団がひとかたまりになって進む。今シーズン世界ランク2位、この種目でアメリカに初のメダルをと期待されたイヴァン・ジャガーも先頭をうかがう。だが残り300メートルからケニア勢がスパートをかけると、一気に他国の選手は突き放されてしまう。
その中でもケンボイは異次元の加速を見せる。コンセスラス・キプルトが追走するが、最後の障害で着地からケンボイが再加速するとついていけなかった。
4連覇の偉業達成に「ラスト200mは1人だけ異次元の走りだった」「ケンボイ選手のラストスパートには度肝を抜かれた」「ケンボイ選手ラスト1周入ってからの加速がやっぱりゾクゾク鳥肌モノ」「ケンボイのスパート半端ない。ピッチの速さが別次元」「ケンボイが別次元で強すぎる」など、障害レースの最後200メートルとは思えない加速に多くの人が驚かされたようだ。
この種目ケニアは4選手を決勝に送り、1位から4位までを独占した。
《岩藤健》
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