リーガ・エスパニョーラ第1節が8月23日に行われ、バルセロナはアスレティック・ビルバオに1-0で勝利した。開幕前にはスペイン・スーパーカップで2戦合計1-5と大敗した相手に勝利したが、試合内容は不安を残すものだった。
出場停止や怪我人の続出でレギュラーメンバーがそろわないバルセロナ。さらにセルヒオ・ブスケツとダニエウ・アウベスも負傷交代する。未成年者の移籍に関する規定違反により、来年1月まで新戦力を投入できないバルセロナ。Bチームから2名を昇格させベンチに入れるなど、選手層の薄さは隠しようがない。
試合後の会見でルイス・エンリケ監督は「我々のパフォーマンスは全体的に完璧で、ポジティブなものだった」と勝利を強調したが、強気の発言は虚しく響いた。
「いろいろなことがある中で昨シーズン同様、大変高いレベルを示しリーガで発進した。ビルバオの危険性を回避しようとしたが、それでもとても危険な相手だった。だから我々はピッチのあらゆる場面で、とても完璧な試合をしたと言える」
負傷したダニエウ・アウベスの代わりに、前半の早い時間帯からプレーしたセルジ・ロベルトについては高く評価した。
「サイドバックは我々のプレーで守備のみならず、攻撃でも非常に重要だ。彼らは我々にスピードをもたらしてくれた。今日の彼らのプレーはとても良かった。特にセルジ・ロベルトは起用されたばかりにも関わらず、とても完璧なプレーをしてくれた。ジョルディ・アルバも同様だ」
試合後アウベスは内転筋の負傷と診断された。
《岩藤健》
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