広島は8月2日、横浜スタジアムでDeNAと対戦して5-4で勝利した。一時はDeNAに逆転されたが、終盤にライネル・ロサリオの一発で再逆転し3連敗は免れた。
頼みの前田健太、クリス・ジョンソンで2連敗した広島。Aクラス入りの可能性を残すため負けられない試合で、先発の福井優也は五回までDeNAを被安打2、失点1に抑えた。
福井は六回裏に梶谷隆幸から逆転の3ランを浴びるが、八回にロサリオがバックスクリーンへの2ランで再度試合を引っ繰り返した。七回から一岡竜司、大瀬良大地の継投でDeNA打線を封じた広島。最後はクローザーの中崎翔太が九回を3人で抑え15セーブ目を挙げた。
土壇場でチームを救う一発が出たロサリオに、「出る度に必ず何かやってくれる!なのにほぼずっと2軍。本当にもったいない!」「ロサリオ選手が大活躍で、緒方監督も外国人野手の選択がすごく悩ましくなってきてるんじゃないかな」「ロサリオはサブなのがもったいないくらいだな」「よく勝てたな広島、ロサリオ様々だ」など、起用されれば何かやってくれる男とファンも期待する。
広島には2014年の本塁打王ブラッド・エルドレッド、メジャー経験もあるネイト・シアーホルツなど実績のある外国人選手がおり、登録枠の関係でロサリオは1軍出場機会を減らされている。生き残りをかけ個人としても正念場に立たされているが、ロサリオは「1軍に昇格して、すぐチームの勝利に貢献できた」と喜んだ。
《岩藤健》
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