バルセロナに所属するスペイン代表DFジェラール・ピケが9月10日、ブーイング騒動について会見を開いた。同選手は昨シーズン、レアル・マドリードを揶揄する発言やカタルーニャ州独立に好意的な発言をしていた。
代表戦でスペイン国民からも異例のブーイングを受け続けたピケ。今回は自らの考えを説明したいと、希望して会見を開いた。その席でピケは「何も後悔はしていない」と語った。
「もう1度同じことをするつもりだし、100回でもするつもりだ。僕はそういう人間なんだ。去年はチャンピオンズリーグ準決勝のためここにきた。マドリー対バルサの決勝を望んでいたが、家でマドリー対ユーベを見るときにはブッフォンのユニフォームを着ていた。それが僕という人間なんだ」
このあたりからピケの語りも熱を帯び始める。
「いつもマドリーが負けるのを望んでいる。スペインにずっと存在していた、スポーツの上でのライバル関係だ。だから僕は変わるつもりはない。他の何よりもこのクラブを愛している。変わることは期待しないでほしいし、謝罪も期待しないでほしい。僕は謝罪するつもりはない」
発言の撤回や謝罪は拒否したピケだが、レアル・マドリードの選手に悪感情はなく、個人的には良好な関係を築けているとした。
「バルサを愛していてライバル心を持ってはいるが、それでもレアル・マドリードの選手たちといい関係を持つことはできる。マドリーの選手たちとは素晴らしい関係を築けている」
《岩藤健》
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