京セラドームで8月2日、オリックス対楽天戦が行われた。ウィリー・モー・ペーニャの11号2ランで先制した楽天が、5人の投手継投でオリックス打線を完封し3-0で勝利した。
楽天は1アウトから松井稼頭央が四球を選んで出塁した四回、続くペーニャがストレートをセンターに弾き返し先制の2ランホームラン。前日の試合でも勝ち越しの適時打を放っていたペーニャ、2試合連続の殊勲打で調子の良さをうかがわせる。
オリックス打線を5回3安打に抑えていた楽天先発の美馬学投手だったが、イニング間の投球練習中にヒジの異常を訴え緊急降板。ここから楽天はひとり1イニングの継投でリードを守りに入る。
最後はクローザーの松井裕樹が3点差の場面で登板。先頭の中島裕之にヒットを打たれるも、後続を抑え2012年の青山浩二に並ぶ球団記録タイ22セーブ目を挙げた。
連敗を止めてからの連勝に、「松井稼、ペーニャがこの2試合いい流れを作ってますね!完封リレーもお見事!」「球団記録22セーブおめでとう!30セーブ目指して頑張れ」「3番が出塁して4番が返す、4番がチャンス作って下位で繋いで返す。良い形だったんじゃないかな」「美馬、松井ナイスピッチング!」「美馬と松井が素晴らしいピッチングで押さえてくれて良かったよ」など、この2試合は良い流れが出来ていたとファンも喜んだ。
ヒーローインタビューに登場した松井は、「セーブはひとりで作れる記録ではないので、点を取ってくれた野手の皆さん、ここまでつないでくれた先輩ピッチャー陣の皆さんに、もう1回しっかり感謝する日になるなと思います」と話した。
3位ロッテまでは4ゲーム差。チーム一丸となってクライマックスシリーズ出場を勝ち取りたい。
《岩藤健》
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