7月4日の楽天対日本ハム戦は、延長10回に勝ち越し点を奪った日本ハムが3-2で勝利し、楽天は泥沼の8連敗となった。
交流戦明け最初の3連戦でロッテに3連勝した楽天。幸先の良い再スタートを切ったかに思われたが、その勝利を最後に白星から見放されている。打線は負傷者が続出し、若手や打率1割台の外国人を起用せざるを得ない状況だ。
この試合も七回に松井稼頭央の適時打で同点に追いついたが、あと1本が出ず逆転には至らない。すると試合は延長に入り、九回からマウンドに上がっていた松井裕樹が回跨ぎで登板するも、ランナー二塁に置いて田中賢介にチェンジアップを拾われた。
田中の適時三塁打で勝ち越しを許した松井。6月3日のヤクルト戦で畠山和洋にソロホームランを浴びて以来の失点で、今シーズン初黒星を喫した。
長く苦しい連敗にファンからは、「頑張れイーグルス!若手は奮起するチャンス!!もっと粘って楽天らしいゲームを!!」「打線が本当に深刻。中川がまさかの急降下。ペーニャは上向きだが期待外れ感は否めず、サンチェス、ウィーラーは…」「チャンスに実力を発揮できる選手が少ない以上事故的一発を待つしかない。神頼みに近いんじゃ連敗もやむなしだね」「裕樹投手、失敗することもある!シーズンの半分、チームに負けをつけなかったんだから気にするな!」「今までこれだけのケガ人が出た事ないから層の薄さがハッキリしましたね」など、チャンスで凡打を繰り返す打線への不満が聞かれた。
試合後の大久保博元監督は「何試合も松井で勝ってきましたから、松井の責任ではないです」とコメント。若いクローザーを擁護した。
《岩藤健》
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