【Next Stars】より厳しい環境を求め、ハンガリーで闘う…ハンドボール銘苅淳選手 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【Next Stars】より厳しい環境を求め、ハンガリーで闘う…ハンドボール銘苅淳選手

オピニオン コラム
より厳しい環境を求め、ハンガリーで闘う…ハンドボール銘苅淳選手
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  • インタビュアー大日方と銘苅選手
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2012年より活動拠点を日本からハンガリーへ移したハンドボール選手がいる。本人は「自己満足です」と笑うが、より厳しい環境で活動する苦労は計り知れない。

沖縄出身のプロハンドボールプレーヤー、銘苅淳(めかるあつし)選手。明るい人柄と情熱的な語り口。ユーモアあふれる軽快なトークを繰り出す真剣な表情が、海外でプレーする所以を教えてくれた。

中学時代にハンドボールに出会い、那覇西高校、筑波大学、トヨタ車体を経て、2012年から舞台をハンガリーに移し、現在はハンガリーリーグのBalmazujvarosで活躍。2014/15シーズンはレギュラーシーズン得点王(20試合120得点)に輝いた。

---:ハンドボールとはどんな競技ですか?

銘苅淳選手(以下、敬称略):「走って、飛んで、ぶつかって…」というスポーツです。競技特性としては、(ボールを)片手で扱うということもあり、自由度が高い。似ているスポーツとしては水球がよく挙げられるのですが、ハンドボールは水の中ではなくコートの中で行うので、テクニック、戦術も発展しやすいスポーツだと思います。

2メートルの高さからボールが振り下ろされるハンドボールは、大男がぶつかり合うような格闘技的な要素もあり、見ているだけでも楽しめると思います。日本選手はイイ男も多いですから、もう少し注目されてほしいですね。



---:ハンドボールをはじめられたきっかけは?

銘苅:中学までハンドボールの存在を知らず、ずっと野球をやっていたんです。中学は僕が入学する年にハンドボール部ができたのですが、野球部でもそこそこ活躍していたので、わざわざハンドボール部に入ろうとは特に思いませんでした。

ですが、野球部に所属していたときから、ハンドボール部の顧問の先生に「野球部のあのデカいやつはなんだ」と注目されていたそうです。僕はあとから知ったのですが。

ある日、中学1年の終わりごろの、大雨の日でした。グラウンドも使えず、素振りでもしにいこうと廊下を歩いていると、向こうからハンドボール部の先生がやってきて、「ねぇ、今日は雨だよ。野球部は練習できないでしょ。ハンドボールは体育館だから、練習できるよ。さぁ、行くよ!」と言ったのです。

もう、拉致ですよ、ラチ(笑)。その時に先生が、「お前が入部したら全国大会に行ける」と僕を口説いてきたんです。気づいたらハンドボール部に入部していました。



その後は、なんと、(ハンドボールを)始めて半年で県選抜に選ばれてしまって…。沖縄県はもともとハンドボールが強い県なんですが、中学2年生の初心者が3年生を差し置いて沖縄県選抜に選ばれてしまったんです。さらに信じられないことに、中学3年生の夏、全国大会が地元で開催されたのですが、先生の予言したとおり、僕たちの学校が出場してしまったんです。

---:まるで漫画の主人公ですね。当時の身長はどれくらいですか?

銘苅:中学3年生の時は181cm、現在は184cmです。体重は30kg増えました。

銘苅選手を応援する!
【より厳しい環境を求め、ハンガリーで闘う…ハンドボール銘刈淳選手 続く】
《編集部》

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