日本大学水泳部、スポーツクラブの「セントラルスポーツ」に所属する日本大学文理学部史学科3年生の山根優衣さん。
高校生の時に経験した膝の手術の影響で、近年までずっと痛みを抱えながら練習していたが、痛みを感じることが少なくなってきた途端に記録が上がり続け、今ではオリンピック出場も不可能ではない位置まで登りつめた。
水泳選手としてのストイックな一面を少し横から覗き込むと、日々の大学生活や就職問題も控えた一般の女子大生らしい面も見えてくる。
■大学入学前にTwitterを通して仲良くなった友達に勉強を手伝ってもらう
---:水泳はいつごろからはじめましたか?
山根優衣選手(以下、敬称略):年長の終わり頃です。6歳からなので、今年で15年目ですね。
---:なぜはじめようと?
山根:初めは体操をやっていました。でも、習っていた体操教室がつぶれてしまって。どうしようかな、と悩んでいたところ、同じ会社が運営していた水泳教室が近くにあるという話を聞いたんです。そんな軽いノリで水泳を始めることにしました。
---:水泳の頻度は?
山根:週6です。月曜日~土曜日と練習があることが多く、試合が日曜日にあるときは次の日が休みになったりもします。
---:大学生活はいかがですか?
山根:勉強がなかなかついていけないです。(笑)友達に協力してもらって、出ることができなかった授業のプリントをコピーさせてもらったり、ノートを写させてもらったりしています。
---:部活で授業に行けないと友達をつくるのが難しかったりするのでは?
山根:大学に入る前に、Twitterで知り合って仲良くなった友達と、いまでも関係が続いていたりします。もちろん、全員じゃないですけれど。便利な世の中です。(笑)
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《大日方航》
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