【Next Stars】より厳しい環境を求め、ハンガリーで闘う…ハンドボール銘苅淳選手 3ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【Next Stars】より厳しい環境を求め、ハンガリーで闘う…ハンドボール銘苅淳選手

オピニオン コラム
より厳しい環境を求め、ハンガリーで闘う…ハンドボール銘苅淳選手
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  • インタビュアー大日方と銘苅選手
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---:ハンガリーの食事、言葉などはどうですか?

銘苅:食べ物はコメがおいしくないです。チャーハンとしてはうまいけど、あとはダメ。

言葉ですが、人間、必要じゃなきゃダメですね。必要じゃないものは覚えられない。プレーで伝える感じです。行けば言葉なんてどうにかなると思っていたんです。プレーに関する言葉はすぐ覚えられました。でも、難しい言葉は覚えられません。そもそも1000万人しかいないハンガリーの中だけでしか通用しないし、世界でも難しいとい言われているハンガリー語を覚えるよりは、英語でも覚えようとNHKの英語ニュースを聴いていたりします。

その場にいるだけで何かできるわけじゃないんですね。その気にならなきゃダメなんです。単語と顔とジェスチャーでチームメイトとは意思の疎通をしています。ハンガリー語は3歳児レベルですよ(笑)。



---:チームメイトと仲良くなりましたか?

銘苅:流暢に話せなくても、飲みに誘われたりはします。でも、彼らの飲み方はそれこそ異常ですよ。40度のアルコール飲料をバンバン飲みます。だから正直あんまり飲みにはいきたくないですね…。

泡盛って普通水で割るじゃないですか。ハンガリー人はそのまま飲みますからね。一度、15度くらいの日本酒をお土産にもっていったんですよ。「これが日本のサケだ」って。そしたら「水がなんで入っているんだ?」って文句を言い始めてしまいました。

---:空いている時間は何をして過ごしていますか?

銘苅:買い物して、パンを焼いたり、ブログを書いたり。一歩も家から出なかったりします。

---:将来の目標を教えてください。

銘苅:指導者として、子どもたちにハンドボールを教えていきたいと思っています。食っていけないので。ハンドボールがそれぞれの人生を豊かにしていけばいいと思います。

やはり、はじめの段階は指導者が大事なんですよ。いい指導者が教えないと、ハンドボールが上手くならないし、そもそも楽しくない。目の前にいる子どもたちにハンドボールの楽しさを伝えていきたいのですが、最終的には「指導者」になる立場の人たちを教えていかないと先につながらないと思うので、僕は指導者を育てるために大学でハンドボールを教えたい。

僕が教えた人たちがハンドボールでハッピーになって、彼らが教えていく子どもたちがハンドボールでハッピーになって、その子どもたちが教える子どもたちがハンドボールでハッピーになって…というように、ハンドボールで色々な人の人生をハッピーにしたいんです。



■編集後記
スーツ姿に大きな体を包んで現れた銘苅選手。インタビューを開始すると次から次へとハンドボールに対する熱い想いを発し、予定時間の1.5倍も語ってくれた。将来は指導者としてハンドボールに関わっていきたい銘苅選手は、ブログなどを通じて積極的に情報発信も行っている。また、『銘苅淳のハッピーハンドボール』というトレーニングツールを提供することで、国内ハンドボール界の技術の底上げも狙っている。

■銘苅淳のハッピーハンドボール
日本ハンドボール界の底上げを目的に、ハンガリーで培った世界レベルのハンドボール強化トレーニング術を公開するツール。現役指導者や指導者を目指す人が活用できるツールになっており、基本的なボールの握り方から1対1の構造解説、動き方をわかりやすく表現する。タブレット端末での視聴もできるため、指導現場に直接持ち込める。全4部構成(基礎編、ディフェンス編、オフェンス編、攻防編)で、約200項目のトレーニングメニューを収録している。パソコン、タブレットで視聴ができる(有料)。

銘苅選手を応援する!
《編集部》

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