右脚のケガのためツール・ド・フランスを欠場した元ロード世界王者フィリップ・ジルベール(BMCレーシング)が7月22日、地元ベルギー・ワロン地方のGPチェラミで復活勝利を挙げた。
2015年ジロ・デ・イタリアでステージ2勝を挙げたジルベールだが、その後、右下腿に小さな骨折が見つかり、ツール出場を断念していた。しかし、この日は211.5kmのレースでチームメイトと42人の大きな先頭集団に入り、ゴールスプリントではダニー・ファンポッペル(トレックファクトリーレーシング)を2位、トム・デブリエント(ワンティ)を3位に抑えて優勝した。
ジルベールは「勝利以上に一番大切だったのは、バイクの上で僕の調子がよかったことだ。先週、トレーニングでは痛みはなかったけど、レースはまた別だった。だから、来月に向けていいニュースだね」と傷みなくレースを終えたことを喜んでいた。
さらに、41歳でツール最年長ステージ優勝を挙げ、昨年9月に92歳で亡くなった地元の名選手ジュゼッペ・ピノ・チェラミの名前を冠したレースで勝てたことにも感激していた。
「ピノは、ワロン地方の最初のビッグスターのひとりだった。このレースの優勝者リストに、自分の名前を加えられて誇りに思うよ」
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