2015年ジロ・デ・イタリア、5月28日の第18ステージはメリデからベルバニア間の170km。ベルギーのフィリップ・ジルベール（BMCレーシング）が終盤の1級山岳の下りで単独アタックを決めて、今大会2度目のステージ優勝をつかんだ。
この日は、終盤に1級山岳がそびえる中級山岳ステージ。42km地点で14人の逃げが形成されるが、50km地点で逃げ集団の中で落車が発生。ダミアーノ・クネゴ（NIPPOビーニファンティーニ）がリタイアに追い込まれ、ロベルト・フェラーリ（ランプレ・メリダ）はメイン集団に戻った。
残る12人の逃げは最大12分のリードを築き、1級山岳に突入。この上りで先頭は5人に絞られるが、一度遅れたジルベールとシルバン・シャバネル（IAM）の2人が追い付く。そして下り区間に入ったところでジルベールがアタックし、独走態勢を築いた。
後方のメイン集団では落車が発生し、集団が分裂。総合2位のミケル・ランダ（アスタナ）が遅れる。その前方ではマリアローザのアルベルト・コンタドール（ティンコフ・サクソ）が単独アタックし、ライバルとの差を広げる。
先頭ではジルベールが単独で逃げ切って、第12ステージに続く今大会2勝目を獲得。2位は47秒差でフランチェスコ・ボンジョルノ（バルディアーニCSF）。1分01秒差の追走集団先頭の3位は、シャバネルが入った。
コンタドールは総合でのランダとの差を5分15秒に広げ、総合優勝にまた一歩前進した。
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