2015年ツール・ド・フランス、7月12日の第9ステージはチームタイムトタイアル。スカイは優勝したBMCレーシングに僅差の2位に終わったものの、イギリス人エースのクリストファー・フルームはライバルたちより優位な状態で1週目の激闘を締めくくった。
この日もマイヨジョーヌを守ったフルーム。ティージェイ・バンガーデレン(BMCレーシング)がわずか12秒差の総合2位につけているが、アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)、ナイロ・キンタナ(モビスター)、ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)らライバルたちには1~2分のタイム差をつけることができた。
「今日のステージを勝ちたかったけど、自分たちのパフォーマンスに落胆はできない。スカイとBMCの接戦を予想していた。0.6秒差ではどこで僕たちがロスしたか、何を失ったかはわからない。最後、ニコラス・ロッシュが少し苦しんでいたのを見たけど、それがチームトライアルの本質なんだ。彼はその前に多くの力を尽くしていた」
「BMCは僕たちよりよかったし、それだけだよ。第1段階は僕たちのチームが想像していたより順調だった。1週目に僕は何も失っていないし、タイムを稼ぎすらもした。最高のポジションにいる。間違いなく、僕の肩にはプレッシャーがかからない。タイムを取り返すのは、ライバルたちにかかっている」
「僕の戦術は予想より守備的になるだろう。現時点でニーバリがこんなにタイムロスするとは予想していなかった。正直言うと、彼が1週目で最も大きくタイムを稼ぐライバルのひとりだと思っていたんだ」
《》
page top