2015年ツール・ド・フランス、7月12日の第9ステージ。チームタイムトライアル（TT）をBMCレーシングが制したことでアメリカ人エースのティージェイ・バンガーデレンが、マイヨジョーヌのクリストファー・フルーム（スカイ）から12秒差の総合2位に浮上した。
スカイとの1秒以下の接戦を制したBMCレーシング。チームにとっては、第1ステージ個人TTのローハン・デニスの優勝に続く今大会2勝目となった。
バンガーデレンは、ピレネーから始まるフルームとの総合優勝争いに意欲を見せている。
「チームとして勝てたのは最高の気分だ。1週目、僕たちはあらゆるテストをパスしてきた。勢いがすべてだし、今はすばらしい時間を過ごしている。まず、ピレネーに取り組まないといけない。それがテストになるだろう」
「ピレネーでは誰がツールを勝てる体調なのかわかるだろうし、アルプスでは誰が勝つためのリソースを持っているかわかるだろう。体調に関しては、ドーフィネで見たように僕はフルームと僅差だけど、誰が何をできるかは3週目にようやくわかるだろう」
「ツールはマラソンだ。まだ先は長い。僕が『5強』と呼ばれるリストに入れるかどうかはよくわからない。『ファブ（ファビュラス＝すばらしい）4』は刺激的な異名だけど、彼らはグランツールをすでに勝っているし、僕は上位に入っているだけだ。だから、メディアが僕のことをあまり話題にしないのは理解できるけど、僕が脅えているとか戦わないということではないよ」
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