2015年ツール・ド・フランス、7月12日の第9ステージはバンヌ~プリュムレックの28kmのチームタイムトライアル(TT)。BMCレーシングが0.62秒の僅差でスカイを下し、優勝を飾った。マイヨジョーヌはイギリスのクリストファー・フルーム(スカイ)が守った。
ツール1週目を締めくくるチームTTは、ブルターニュ地方のアップダウンのあるコースで行われた。
注目チームの中では、2014年王者ビンチェンツォ・ニーバリ擁するアスタナが中盤に出走し、32分50秒で暫定トップに立つ。しかし、モビスターがこのタイムを31秒更新し、この結果ナイロ・キンタナが総合順位でニーバリを逆転する。
アルベルト・コンタドール率いるティンコフ・サクソは、32分43秒とモビスターに24秒およばず暫定2位。続くチームTTの世界チャンピオンであるBMCレーシングは32分15秒でゴールし、トップに躍り出る。
最後にスタートしたスカイは中間計測でBMCレーシングと互角のタイムを刻むが、最後はわずか0.62秒届かなかった。この結果、BMCレーシングがステージ優勝、2位は1秒差でスカイ、3位は4秒差でモビスターと続いた。
総合ではフルームがマイヨジョーヌをキープ。2位は12秒差でティージェイ・バンガーデレン(BMCレーシング)。ライバルとなるコンタドールは1分03秒差、キンタナは1分59秒差、ニーバリは2分22秒差で追いかける展開に。休息日をはさんで、いよいよ戦いの舞台はピレネーへと移る。
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