2015年ツール・ド・フランスの総合優勝候補の2人、イギリスのクリストファー・フルーム(チームスカイ)とイタリアのビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)が第6ステージのゴール前で起こった落車の責任をめぐり、一時、一触即発の状態だったことがわかった。
7月10日の第6ステージ、ゴール前で発生した落車ではその起点となったマイヨジョーヌのトニー・マルティン(エティックス・クイックステップ)が左鎖骨を骨折し、レースを去ることになった。この落車にはフルーム、ニーバリを含めナイロ・キンタナ(モビスター)、ティージェイ・バンガーデレン(BMCレーシング)ら多くの有力選手が巻き込まれていた。
ゴール後、ニーバリがフルームのせいで落車したと詰め寄ったため、2人はアスタナのチームバスで落車の録画映像を見て確認することになった。その結果、両者ともに責任はなかったと和解した。
フルームはその状況について「昨日、ニーバリと僕の間には熱くなる瞬間があった。最初、彼は自分が落車した原因が僕にあると思っていた。僕はそうじゃないことを証明したかった。もう終わったことだよ」と説明していた。
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