2015年UCI MTBワールドカップ・クロスカントリー第3戦が、7月5日にスイス・レンツェルハイドで開催。女子はスウェーデンのグンリタ・ダーレ(マルチバン・メリダ)がワールドカップ新記録となる通算29勝目を挙げた。
30度を超える暑さとドライコンディション、さらに標高1500mに設置されたテクニカルなコースで、選手にとって過酷なレースとなったこの日。
6周で争われた女子エリートのレース、開幕2連勝中の地元スイスのヨランダ・ネフ(ストークリ)が最初の上りでアタック。しかし、半周後にMTBマラソン世界女王のダーレとMTBクロスカントリー世界女王のキャサリン・ペンドレル(ルナ)に抜かれる。
さらに4周目、ペンドレルがスライドしたすきにダーレが先頭に立ち、1990年代のジュリアナ・フルタドを抜くワールドカップ29勝目を飾った。2位には最後にペンドレルをかわしたリー・デビソン(スペシャライズド)が入った。
ダーレは「この勝利には大きな意味があります。この29勝目をコーチ、親友、夫のケネスに捧げます」と喜びを表した。
この結果、ランキングではネフとダーレが650ポイントで並んだが、勝利数の差でネフが首位に立っている。
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