2015年ツール・ド・スイス、6月15日の第3ステージはクイント～オリボネ間の117.3km。スロバキアのペーター・サガン（ティンコフ・サクソ）がゴールスプリントを制し、ツール・ド・スイス通算ステージ10勝目を挙げた。
スタート直後に超級山岳がそびえるこの日、ステファン・デニフル（IAM）、マルコ・マルカート（ワンティ）、ブラニスラウ・サモイラウ（CCC）の逃げが決まる。3人は残り40kmでも6分以上の差で逃げ続けていたが、メイン集団はティンコフ・サクソが先頭に出てペースアップを開始する。
残り20kmの2級山岳で、逃げからマルカートが脱落。残る2人も下りで人数を減らしたメイン集団に吸収された。その後、ラスト8.6kmで地元スイスのミハエル・アルバジーニがアタック。さらにヤン・バークランツ（AG2R）、セルジオ・エナオ（チームスカイ）なども攻撃をしかけるが、最後に集団はまとまって約30人でのスプリント争いに。
ゴール前ではダニエル・モレノ（カチューシャ）が最初に仕掛けるが、サガンが強力なスプリントで追い越し、ステージ優勝をつかんだ。2位はモレノ、3位にはティボー・ピノ（FDJ）が入った。
リーダージャージのトム・ドゥムラン（ジャイアント・アルペシン）は5位でゴールし、総合首位を守っている。
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