6月9日にコボスタ宮城で行われた楽天対DeNA。延長十二回にウィリー・モー・ペーニャにサヨナラホームランが飛び出した楽天が、3-2で勝利している。
初回に松井稼頭央の先頭打者ホームランで先制した楽天。その後は逆転されるものの、八回に藤田一也の適時打で同点に追いつく。試合は延長戦に入り両者譲らず。
延長十二回の表にDeNAは得点を挙げられず、勝ちがなくなった状態でクローザーの山崎康晃をマウンドに送る。その精神状態が微妙に影響したか、ペーニャに左中間スタンドまで運ばれプロ初被弾。サヨナラ本塁打でDeNAは5連敗となった。
一方、打ったペーニャは今シーズンこれが3本目のホームラン。加入当初はホームランこそ出ないものの、高い打率をマークし打線の中軸として働いてきた。しかし最近は調子を大きく落とし、先発から外れる姿も目立っていた。お立ち台では「正直まだバッティングの調子は上向いてきてなかった」という言葉も聞かれたが、この1発で気分を楽に打席へ入れるか。
「ペーニャのホームラン嬉しかったです」「ペーニャありがとー」「ペーニャは球に集中できさえすれば十分力は発揮できるんだね」「ペーニャ選手の待望のホームラン、本当によかったです」「ペーニャよく打った。これをきっかけに調子あげてくれ」など、ファンからも復調を期待する声が多い。
《岩藤健》
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