2015年全米プロロード選手権ロードレースが5月25日、アメリカ・テネシー州チャタヌーガの179.3kmのコースで開催。マシュー・ブッシュ（トレックファクトリーレーシング）が最後にアタックを決め、自身4年ぶり2度目の全米王者に輝いた。
レースは序盤に大人数の逃げができ、そのまま逃げ切るかと思われるが、終盤にひとつにまとまる。
雨が降り始める中、最後の3周の周回コースで先頭集団は約10人あまりに絞り込まれるが、ブッシュはジョー・ドンブロウスキー（キャノンデール・ガーミン）らとともにアタック。ラスト2kmでドンブロウスキーのアタックにカウンターアタックで応酬し、そのままゴールまで独走で駆け抜けた。
1月末にケガし、ようやく戦列復帰したばりのブッシュだが、この日は生まれたばかりの息子とともに表彰台に上がり、ナショナルチャンピオンの証である星条旗カラーのジャージに袖を通して、喜びを表した。
「すごく興奮している！ 2011年に勝ってから、また勝ちたいと思っていた。自分のため、家族のため、チームのためにね。母国のカラーを身に着けるのは、いつでも光栄なことだ。厳しいシーズンのスタートだったから、最高だよ」
「ノア（息子）と一緒に表彰台に上がるなんて、信じられないよ。他のみんががやるのをずっと見ていたけど、自分がやるとは思っていなかった。お約束だけど、僕はすごく楽しかったよ！ 家族が見に来ていたし、ノアはまだ5カ月なんだ。彼らと一緒にお祝いしたのは、思い出になるね」
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